グリーンウォーターの解消は簡単だったが……
こんなに酷かったグリーンウォーターが
こんなに綺麗になりました!
ひっさびさの透明な水の水槽でテンションが上がっていたのでしょうね。たくさん写真を撮ってしまいました。
いやー、水が綺麗だといい写真が撮れますね!
今後も綺麗な水を維持して奇麗な写真を撮るぞー!
と意気込んでいたら……
戻るのはえー
これは一日しかもたなかったP-CUTをけなすべきか驚異的な増殖を見せる植物プランクトンを褒めるべきか……
しかしこれではっきりしたのは水替えのみでグリーンウォーターを正常化することが非常に困難であるということ。
水槽を奇麗に保つためには清掃と水替えが何より大事という基本スタンスは大切ですが時には商品を使うことも大事だということを学ばせてもらいました。
グリーンウォーター、アオコを元に戻すのは意外なほど簡単だった!
ミジンコのエサであるクロレラを誤ってディスカス水槽に入れてしまったことから始まったこのグリーンウォーター問題。
ディスカスに有害なわけではないのでほっといていたらもはやディスカスが鑑賞できないほどに……
これでは鑑賞も撮影も出来ないので何とかしなければと対策を始めたのが2週間前です。
毎日1/4程度の水替えを行うこと4週間。かなり薄くなってきました。
これならそろそろコケを落としてもいいんじゃないかと約1ヶ月ぶりくらいにガラス面の掃除を行いました。
うむ、後ろのスポンジフィルターやヒーターもしっかり目視できるようになり2週間の地道な作業の成果がしっかりと出ていますね!
これならもうひと踏ん張りで元の透明な飼育水に戻せるはず!と気合を入れなおしているときにアクアリウムショップでこいつを発見してしまったのです。
これはアクアリウムの世界に限ったことではなく、ダイエット、美容、掃除などでもそうですがメーカー側のビフォアフターほど信用できないものはないということですね。
普段なら目もくれない私ですが幸い私はブログをやっている、せっかくだから使ってレビューしてみよう!ということで買ってきました。
さてさて効果はいかほどのものか。やっぱりこういうのは地道に掃除していくしか手はない!効果があろうと30分は言い過ぎだろう!と散々こき下ろしてやる気でこのピーカットフィルターをセッティングしました。
このピーカットフィルターは3層構造になっていてまずこの乾燥材のようなものがこの商品の肝のようです。これが何かいい感じに働いてコケの除去及び発生を抑えるとのこと。
そしてその上から2枚のスポンジフィルターをかぶせるように使います。
セット後はこんな感じ。これだけですべて終了。後はろ過フィルターを稼働させるだけです。
はてさて…キャッチコピーでは30分で透き通る水になってしまうということですがどうなることやら…
待つこと30分後…
すいませんでしたm(_ _)m
今まで馬鹿にしてました。
いやー、びっくり。こんなきれいに落ちるんですね…
まるで水槽をセッティングした時に戻ったかのような透明度です。
このブログでは商品に頼るな!掃除しろ!と再三にわたって述べてきましたが食わず嫌いは良くないですね。
世の中には良い商品もあるようですしちょくちょく使ってみようと思いました。
ディスカスの調子が悪いと感じた時、最初にするべき対処法
先日、ブログを読んでくださっている方から”友人から譲り受けたディスカスの調子が悪く、ぽつぽつ死んでいってしまっている。何か良い対処法はないだろうか”というご相談を受けました。
私も経験があるのですが元気がないということが分かってもいったいどうして元気がないのかということを探り当てるのは結構難しい。
まして初心者であれば”これから疑ってみるか”という目星すら付けられず、どのように調べていいかすらわからないなんてことにもなりかねません。
そこで今回はディスカスの調子が悪そうだなと感じた時に最初に取るべき行動について紹介したいと思います。
水温を上げる
人間もそうですが夏場よりは冬場に風邪をひきやすいです。
それと同じでディスカスも水温が高いよりは低いほうが病気になりやすく体調を崩しやすいのです。
水温が高くなることにより代謝が活発になり免疫力が高まると考えられています。
また、高温であると感染症を引き起こす細菌の活動も低下するので2重の効果があります。人間が熱を出すのと同じですね。
何度まで上げればよいか
ディスカスエイズといったような厄介な病気にかかった場合は最高で35℃まで上げることがありますがそれはあくまでもディスカスエイズであるとわかっている場合です。
単に代謝をよくする、免疫を高めるといった目的では32℃くらいまでで良いでしょう。
それも一気に上げるのではなく、ディスカスの負担になるぬよう、徐々に上げていきます。
1日か2日おきに1℃ずつ上げ、目的の温度まで上げたらそこで1週間程度様子を見ましょう。
給餌を控える
ディスカスに限らず魚が弱っているときに最も怖いのが消化不良です。
人間もそうですが免疫の7割は消化器官にあると言われています。動物の体の構造はすべて外部からの侵入を拒むように出来ていますが口から通ずる消化器官だけは例外です。
そのため、外部からの意図せぬ侵入者に対抗するため消化器官に免疫が集中しているわけです。
したがって病気などで体が弱っているディスカスにエサを与えると消化不良を起こします。このダブルパンチが成立するとまず助かることはないでしょう。
健康な状態であっても消化不良はとても恐ろしいものです。
ディスカスは空腹に強く出来ています。1週間くらい絶食したくらいで餓死することはありません。
絶食までさせなくとも元気がなさそうだなと感じたら給餌は少なめに行いましょう。
塩浴をする
塩浴とは飼育水に若干の塩を入れて塩水にすることです。
これは人間でいうところのしょうが汁を飲んで首に長ネギを巻き、布団に入って寝るのと同じような効果があります。
0.3%~0.5%程度の塩水を作り、1週間ほど様子を見てみてください。
ちなみに上の写真は60リットルの水を0.5%の塩水にするために必要な塩の量です。
最初、その量に衝撃を覚えますが大丈夫です。
心配な方は小分けにして少しずつ入れ、徐々に目的の濃度にしていきましょう。
こちらも一気に0.5%の塩水になるよりは徐々になったほうがディスカスに優しいです。
まとめ
以上の3つを行えば9割の問題は解決できます。
順番としてはまず、水温を上げ、給餌を控え1週間様子を見る。それで解決しないようなら塩浴を追加しさらに1週間様子を見てください。
そして大事なのがこの作業をしている間にディスカスをよく観察し、原因を究明することです。
例えばいつも黒ずんでいて粘液のようなものを出している、体に白い点々がある、フンの色がおかしいなど観察からディスカスの症状を見つけ出しネットで調べることでディスカスが何の病気にかかっているのかを探り当てることが出来ます。
そしてもし塩浴でもよくならなかったとき、満を持してその病気に効果のある薬を使用するのです。
間違っても体調が悪い→いきなり薬という行動はとらないようにしてください。
最後に
どうしても体調が安定しない、頻繁に体調を崩すという場合は飼育環境に問題がある可能性が高いです。濾過能力は足りているか、水替えの頻度は適切か等、飼育環境の見直しと改善に努めてください。
ディスカスの水槽がグリーンウォーター化した話【その2】
ディスカス水槽のグリーンウォーター化が悪化し、こんな状態になってしまってから1週間。
せっせ、せっせと来る日も来る日も水替えを繰り返しました。その結果。
大分薄くなったかなぁ…
とりあえずディスカスが水槽の奥のほうに行ってもシルエットは確認できるようになりました。
しかし毎日水替えしてもこの程度とは……
この1週間は水替えのみでガラス面の掃除を一切していなかったので大分コケが張り付いてきました。見栄えが悪いですね……
掃除しなかった理由はグリーンウォーターと戦ってもらうためです。コケも植物プランクトン?植物プランクトンみたいなもんであることは間違いないので養分はきっとグリーンウォーターと同じでエサの食べ残しやフンから得ているはず…
水を換えても換えても居座り続けるグリーンウォーターと比べてガラス面にひっついたコケは取り除くのが容易ですからここは是非コケの皆さんに頑張っていただき、水を透明に戻していただけないかということなのです。
しかしグリーンウォーターも薄くなったおかげでコケさえ除去すればこのままでも普通に撮影できるかも…
グリーンウォーターのおかげかどうかディスカス達はみんな元気です。
このまま水替えを続けて透明に戻してもちょっとでもクロレラが水槽に残っていたらまたすぐに元通りになるような気もするんですよねぇ…
ガラス面についたバイオフィルムのせいなのかちょっとくすんで写ります。
撮影に問題ないならこのままでもいいかな?
もう少し様子を見てみようと思います。
しかしコケの生え際と言いますか奇麗なラインに沿ってコケが生えていますよね。
実は毎日このラインまで水替えをしています。空気に触れてしまうことによってコケが死んでしまっているのでしょうか?
空気に触れている時間は水替えのほんの10分程度なのにこんなにも奇麗なラインが出来るのがとても不思議です。
ディスカスの水槽がグリーンウォーター化した話
こちらも更新をサボっていた3月上旬に起きた話です。
いつものようにディスカスにエサを与え食事風景を眺めているとな~んか違和感。
ちょっと水の透明感がないなぁと感じていました。すると数日後…。
水槽の水が薄っすら緑色に……
おっ!水槽の水がグリーンウォーターになってる!
グリーンウォーターとはそのまんま。水が緑化することです。
原因は日光や照明の過剰照射によって植物プランクトンが大量発生するためですが私の場合は恐らくこれです。
これは濃縮クロレラで作ったグリーンウォーター。ミジンコを増やすためのミジンコのエサとして愛用していたのですがミジンコをエサとして与える際、一緒にクロレラもディスカス水槽に移され増えたものと思われます。
しかしグリーンウォーターの素であるクロレラは、ディスカスのエサにもなりますし、フンや食べ残しと言ったゴミをエサにして増えてくれます。
透明な水でなくなるため、鑑賞性が低下することから一般的には嫌われる傾向にあるこのグリーンウォーターですが上述したように魚にとっては非常に良い環境ですので意図的にグリーンウォーターにして観賞魚を飼育される方もいらっしゃいます。
私の場合は意図したわけではなく、勝手になってしまったわけですが緑色の水もそれなりに奇麗ですしディスカス達にとってもいい環境ならこのまま飼育していこうと思っています。
しかし
ちょっと緑化が進むの速すぎないかな
これは翌日の写真です。たった1日で後ろに設置してあるスポンジフィルターが見えなくなるほど緑化が進みました。
したがってディスカス達が水槽の奥のほうに行くとこの通り。
ディスカス達がほとんど見えなくなってしまいます
さすがにこれじゃあ観賞魚としてまずい…
ブログの運営にも支障が出そう…
ということでグリーンウォーター改善計画を2週間ほど前に実行に移しました。
といっても何やるわけでもなく、照明の照射時間を減らす、水替えの頻度と量を増やす。
つまりは植物プランクトンが増える前にどんどん、どんどん水を交換していくことで水を透明に戻そうということですね。
そしてこちらが現在の水槽です。
悪化しました
グリーンウォーター恐るべし
エサをねだって本当に正面のガラスに張り付くくらいまで前に出てきてくれればその姿を確認することができますがちょっと奥に行かれるとご覧のあり様。
シルエットが少し見える程度です。
これはもうちょっと真剣に対策を考える必要がありそうですね……
新たなエサとして大人のブラインシュリンプを与えてみる
皆さん、お久しぶりでございます。
ずぼらな私は物やデータを管理するのが苦手です。結果、この時期は確定申告のための資料整理で天手古舞いになってしまうのですね。
今年も何とかまとめ上げ、確定申告することが出来ました。
これで今年の仕事の9割が終了しました!
さて、私がブログをサボっていた間にもいろいろなことがございました。
今回はそのひとつの新しいエサについて話したいと思います。
稚魚用のエサとして与えていたブラインシュリンプがディスカスの成長とともに物足りなくなり、代わるエサとしてミジンコを培養して与えていた私ですがディスカスのサイズは5㎝を楽々超えるサイズになってきたのでそのミジンコも物足りないエサとなってきました。
具体的に言うと増える量より食べる量が多いのでミジンコを育てるのがとってもしんどい。
もともとアカムシが食べられるようになるまでのエサとして考えていたのでミジンコはそろそろ卒業。
じゃあアカムシとハンバーグで育てていこうかという話なのですが今まで与えていたエサが1種類減ってしまうわけですね。なんかそれはそれで寂しいなと思い新しいエサを探してみました。
そして見つけたのが大人のブラインシュリンプです。
通常、ブラインシュリンプというと卵から孵化して間もないベビーブラインシュリンプを指しますがこれは成長して大人になったブラインシュリンプです。
ベビーブラインシュリンプは1㎜にも満たない非常に小さいプランクトンですので産まれて間もない稚魚に最適のエサですが成長すると1㎝ほどの大きさになります。
早速与えてみました。
このブラインシュリンプは1㎝もなさそうですが今のディスカスの一口サイズで丁度良さそうな感じです。
アカムシも食べられる大きさになっているのでわざわざ与えなければならないエサではないのですがやっぱりバリエーションは豊富なほうが良いですよね。
毎日同じエサでは飽きてしまうというものです。
アカムシほどではありませんが食いつきは上々です。
エサとして人気のないところを見るとやっぱり栄養価が足りないのかなぁとか想像しますが冷凍で悪くなることもありませんしおやつ感覚で与えれば問題ないのかと思います。
しかし何でも食べるようになったとはいえ好き嫌いははっきり出るものですねぇ…
伝わらないと思うのですが大好きなハンバーグを与えた時とドライフードを与えた時では目つきが違うんですよね…
これは通常時の目。
穏やかな感じですよね?
そしてこちらがハンバーグを与えた時の目です。
何か怖くないですか?(笑)
実際この目になっている時は非常に攻撃的です。ドライフードを与えた時はみんな仲良くエサをついばむのにハンバーグを与えるとカーストが上位のディスカス2匹がこの目になりエサを独占しようとします。
なのでハンバーグを与えるときは一部のディスカスがエサを独占しないように工夫して与える必要があったりします。
まぁそんな世話も楽しかったりするんですけどね。
根気強く続けたフードトレーニングの成果【ドライフードのすゝめ】
ディスカスに限らず観賞魚を育てるにはエサが必要になるわけですがディスカスに与えられるエサは実に沢山あります。
生後間もない稚魚の間はほとんどの方がブラインシュリンプ一択でしょうが大きくなってくるとアカムシをメインで育てる方、ハンバーグをメインに育てる方などに分かれてきます。
ディスカス用のエサが数多くあるせいで逆に何を与えてよいかわからないなんて方もいらっしゃるかもしれません。
そんな中私がお勧めしたいのがドライフードです。
ドライフードは栄養価が高く、安価で水を汚さないとまさに三拍子揃った理想のエサです。仮にハンバーグやアカムシをメインで育てるつもりだとしても魚の調子や水質環境から水を汚すハンバーグやアカムシが使えない場合などのエサとして有効です。
常温で長期間保存できるので一個は常備しておいて損はないです。
ただそんなドライフードにも欠点があります。
それはすこぶる食いつきが悪いことです。
ハンバーグやアカムシを与えると喜んで食べるのにドライフードを与えると見向きもしないなんてことはよくあります。
全然食べないので諦めてしまう方が多いですが根気強くフードトレーニングを行うことで食べてくれるようになります。
私の場合、ブラインシュリンプを与えていたころから少量のドライフードを混ぜて与えていました。
最初のうちはこの通り。皆、中に舞うブラインシュリンプに夢中でドライフードはこのように水槽の底に放置されていました。
しかし、1週間もドライフードを与え続けていると少しずつ食べてくれる個体が現れ始めます。
一匹が食べ始めるとそれに触発されるように「あ、これ食べられるんだ!」とばかりに連鎖的に食べる個体が増えていくところが面白いところです。
1ヶ月で6匹中4匹。2ヶ月で6匹中5匹のディスカスが食べてくれるようになりました。
そして最後の1匹が頑なに食べてくれなかったのですが……
ついに最後の一匹も食べてくれました~~!!
いや~、長かった!フードトレーニングを始めて実に半年!
ようやくすべてのディスカスがドライフードを食べられるようになりました!
最初からよくドライフードを食べていた個体と比べるとずいぶん差がついてしまいましたねぇ…
最後までドライフードを食べてくれなかったこの子は一番小さく、隣のでかいやつは小さいころから何でもよく食べ、みるみる大きくなりました。
人も魚も好き嫌いせず何でも食べることが大事ですね!
以上のようにディスカスのフードトレーニングは非常に根気のいる作業です。
1週間、2週間与えてみて食べないからと言って諦めないでください。
メインのハンバーグを、アカムシを食べてくれるからいいやという気持ちになりがちですがやはり一つのエサだけでは栄養が偏るのでしょう。見事に成長に差が出ました。
根気強く続けて食べてもらう価値がドライフードにはあります。
ドライフードを使ったことがないという人は是非一度使ってみてください!
食べてくれなかったという方も根気よく与え続けてみてください。きっと食べてくれるようになりますよ!